PayPay銀行とは、スマホアプリで口座開設や入出金、振り込みや投資、外資預金などのサービスを利用することができるインターネット専用銀行です。
口座開設が簡単で最短当日から利用を開始できることや、キャッシュカードがなくても入出金ができることなどがPayPay銀行の特徴です。
また、PayPayとPayPay銀行を連携して幅広い金融サービスを利用することができます。
しかし、利用する際は利用回数や金額によって手数料が発生します。
例えば、ATMで入出金をする際には、毎月1回目は手数料無料で利用できますが、2回目以降から利用金額が3万円未満の場合は165円の手数料が発生します。
他にも、振り込みを行う際は、PayPay銀行宛であれば手数料無料で利用できますが、その他の金融機関宛の場合は145円の振込手数料が発生します。
それぞれ指定された条件に達している場合は、手数料無料でお得にサービスを利用できる場合もあります。
今回は、PayPay銀行の手数料について、PayPay銀行を利用するメリットや注意点とともに紹介します。
PayPay銀行の手数料は?
PayPay銀行の手数料には、ATMで入出金や振込する際に発生する手数料やキャッシュカード再発行などその他サービスで発生する手数料などがあります。
ATMを利用する場合は利用する回数や金額で手数料が異なるため注意しておきましょう。
手数料が発生するその他サービスには、キャッシュカードの再発行や社名の変更、残高証明書の発行や為替変更などがあります。
証明書を発行する際は、PDF発行にすると手数料を抑えることができます。
ATM振込手数料に関しては、ATMの種類によって手数料が異なるため事前に確認しておきましょう。
PayPay銀行の手数料の種類
- 提携ATM入出金手数料
- 提携ATM振込手数料
- 振込手数料
- その他サービスの手数料
PayPay銀行の利用で発生する手数料について4種類に分けて紹介します。
1.提携ATM入出金手数料
コンビニやスーパーマーケットに設置されている提携ATMで入出金をする際の手数料は、利用金額が3万円以上の場合は何度利用しても手数料は無料です。
また、利用金額が3万円未満の場合は毎月1回目の入出金は無料です。しかし、2回目以降になると165円の手数料が発生します。
ゆうちょ銀行ATMのみ手数料が330円になります。
PayPay銀行アプリからあと何回入出金手数料が無料で使えるかを確認することができます。
2.提携ATM振込手数料
三井住友銀行のATMでのみ、PayPay銀行のキャッシュカードを利用して振り込みを行うことができます。
キャッシュカードを利用して振り込みを行う場合は、振込金額にかかわらず提携ATM出金手数料が発生します。
しかし、ATMで入出金や振り込みを行っていない場合は月1回目のみ提携ATM出金手数料は無料となります。
また、提携ATM出金手数料にプラスして三井住友銀行の振込手数料も発生します。
3.振込手数料
インターネットバンキングで振り込みを行う際は、PayPay銀行の口座宛であれば手数料無料で振り込みを行うことができます。
その他の金融機関あてに振り込みを行う場合は145円の手数料が発生します。
ただし、前月の預金平均残高が3000万円以上の場合は手数料が優遇されます。
本人名義の口座宛であれば、PayPay銀行と三井住友銀行は手数料が無料となります。
しかし、SMBCポイントパックの利用という条件を満たしている場合のみ手数料が無料となる点に注意が必要です。
また、本店窓口から振り込みを行う際は、PayPay銀行の口座宛であれば金額が3万円未満の場合は660円、金額が3万円以上の場合は1100円の手数料が発生します。
その他の金融機関宛に振り込みを行うのであれば金額が3万円未満の場合は1320円、金額が3万円以上の場合は1760円の手数料が発生します。
4.その他サービスの手数料
手数料が発生するその他サービスには以下のものがあります。
サービス内容 | 手数料 |
---|---|
口座開設手数料 | 無料 |
口座維持手数料 | 無料 |
キャッシュカード再発行 キャッシュカードの券面を旧社名から現社名に変更 | 1100円/1件 |
カード型トークン再発行 トークン追加発行 キーホルダー型からカード型トークンへの切替 | 1100円/1件 |
残高証明書の郵送発行 | 440円/1通 |
残高証明書発行 | 440円/1通 |
為替組戻 為替変更 | 660円/1件 |
代金取立 | 1760円/1枚 |
利用明細送付サービス | 330円/1月 |
円普通預金取引明細発行 外資普通預金取引明細発行 | 330円/1通 |
その他証明書発行手数料 | 1100円/1通 |
PayPay銀行を利用するメリット
- キャッシュカードがなくても入出金ができる
- 手数料無料で入出金できる場合が多い
- 本人名義の口座宛であれば、PayPay銀行と三井住友銀行間は手数料無料
- PayPay銀行とスマホ決済サービスの相性が良い
PayPay銀行は、キャッシュカードがなくても入出金を行えることや、場合によって入出金手数料や振込手数料が無料で利用できるなどのメリットがあります。
ここでは、PayPay銀行を利用するメリットを4つ紹介します。
1.キャッシュカードがなくても入出金ができる
PayPay銀行では、セブン銀行ATMとローソン銀行ATMから入出金する場合のみキャッシュカードがなくても利用することができます。
キャッシュカードを利用せずに入出金する方法は、PayPay銀行をスマホにインストールしてATMに表示されるQRコードを読み取るだけです。
だれでも簡単に利用できるため便利です。
2.手数料無料で入出金できる場合が多い
PayPay銀行では、3万円以上の額の入出金を行う場合はいつでも何度でも手数料無料で利用することができます。
また、金額が3万円以下の場合でも毎月1回目であれば手数料無料です。
月に何度でも入出金を行う予定がある場合は、出来る限り3万円以上の金額を設定して手数料を抑えるようにしておきましょう。
他にも、PayPay残高からPayPay銀行へ、PayPay銀行からPayPay残高へチャージを行う際も手数料は無料です。
3.本人名義の口座宛であれば、PayPay銀行と三井住友銀行間は手数料無料
PayPay銀行から三井住友銀行に振り込みを行う場合は、振込手数料を無料で利用することができます。
逆に三井住友銀行からPayPay銀行へ振り込みを行う場合は、「三井住友銀行のインターネットバンキング」からであれば振込手数料を無料で利用することができます。
ただし、PayPay銀行と三井住友銀行の口座名義が同一である人のみが対象となるため注意しておきましょう。
また、PayPay銀行から三井住友銀行宛の場合は、振り込みや振込予約、自動振り込みサービスが無料の対象です。
その他の振り込みサービスやATM、来店による振り込みは手数料無料の対象外となるため注意しましょう。
4.PayPay銀行とスマホ決済サービスの相性が良い
PayPay銀行は、PayPayだけでなく他のスマホ決済サービスのチャージにも対応しています。
チャージ可能なスマホ決済サービスが多いため便利です。
PayPay銀行が対応しているスマホ決済サービスは以下の通りです。
- PayPay
- LINE Pay
- メルペイ
- Pring
- Kyash
- Google Pay
PayPay銀行を利用する上での注意点
- 実店舗がないため、相談する際は電話で問い合わせる必要がある
- 金利が低い
PayPay銀行は、他の銀行に比べて金利が低い点や実店舗がない点などのデメリットがあります。
ここでは、PayPay銀行を利用するデメリットと利用する上での注意点を紹介します。
1.実店舗がないため、相談する際は電話で問い合わせる必要がある
PayPay銀行は実店舗がないため、わからないことや相談がある場合は電話やメールで問い合わせる必要があります。
そのため、インターネット環境に慣れていない人にとっては大きなデメリットとなってしまいます。
問い合わせ先は以下の通りです。
- 電話:0120-369-074
- 上記がつながらない場合の電話:03-6739-5000
- 営業時間:9時~17時
- Web問い合わせ:https://www.japannetbank.co.jp/help/customer.html
2.金利が低い
PayPay銀行では、他の銀行に比べて預金の金利が低いことがデメリットとしてあげられます。
PayPay銀行の金利は以下の通りです。
PayPay銀行 | あおぞら銀行BANK支店 | 楽天銀行 | |
---|---|---|---|
普通預金 | 0.001% | 0.2% | 0.02% |
定期預金 | 0.02~0.03% | 0.15~0.2% | 0.02% |
まとめ
PayPay銀行は、PayPayアプリから入出金を行うことができる便利なサービスです。
入出金手数料は、金額が3万円以上の場合であればいつでも何度でも無料です。
また、金額がいくらであれ月1回目であれば手数料無料で利用できます。
振込手数料に関しては、PayPay銀行と三井住友銀行間で、本人名義の口座宛であれば無料で利用することができます。
手数料のポイントをおさえることによって、無駄な手数料を省きお得にPayPay銀行を利用することができるためチェックしておきましょう。
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