PayPay決済で購入したものをキャンセルするとどうなるのだろうか、と気になることってありませんか?
一般的に、キャンセルや返金の経験をすることはあまりないですよね。
そのため、もし返金対応が必要になった時に、適切に動けるだろうかと心配になる人もいるのではないでしょうか。
PayPayで決済をした場合、キャンセル分の金額は返金されます。
ただし、返金処理はPayPayではなく購入店舗が行うので、利用した店舗に返金処理を頼みましょう。
返金処理を頼んだ後は、いつ返金されるかも気になりますよね。
返金のタイミングは、支払い方法やシステム、店舗側の事情によって異なります。
この記事は、PayPay決済をキャンセルした場合の返金処理の流れや、PayPayで返金処理を行う時の注意点を詳しくお伝えします。
PayPayでキャンセルした分のお金は返金されるのか?
PayPayでの支払いをキャンセルした場合、返金されます。
返金されるとわかると、続いて以下の点が気になるのではないでしょうか。
- 返金してもらうためには何をすればよいのか
- いつ返金されるのか
- 支払い方法によって返金方法は違うのか
- いつまでのキャンセルなら返金されるのか
上記の疑問について、続く「PayPayで返金処理を行う流れ」と「PayPayで返金処理を行う際の注意点」でお答えします。
まずは、返金処理がどのように進んでいくのかを確認し、返金の際にすべきことを押さえましょう。
PayPayで返金処理を行う流れ
- 購入先に連絡する
- 店舗が返金処理をする
- 返金処理が完了したかアプリで確認する
PayPayで返金処理を行う流れを簡単に説明すると、上記の3ステップになります。
それぞれ詳しく確認しましょう。
1.購入先に連絡する
PayPayに問い合わせても、返金処理はされません。
利用した店舗に連絡して、返金処理をお願いしましょう。
ネットショップでの購入をキャンセルする場合は、注文履歴から返金を依頼する方法もありますよ。
2.店舗が返金処理をする
返金の要請を受けると、店舗は以下の手順で返金処理をします。
- 加盟店用のサイトの取引履歴から、該当する決済サービスを探す
- 取引ステータスが「取引完了」になっていれば、右端の「返金する」をクリックする
- (一部返金の場合は返金額を入力し)返金額に間違いがなければ、「確認する」をクリックする
- 返金内容に間違いがなければ、「返金を確定する」をクリックする
以上の手順を進めると「返金が完了しました」と表示されます。
これで、店舗側の返金処理は完了です。
3.返金処理がされたかアプリで確認する
返金処理がきちんと実行されたかどうか、以下の手順で確認しましょう。
- PayPayアプリのホーム画面から「すべて」のアイコンをタップする
- 履歴の項目の「取引履歴」を押す
- 左上にある「ー〇ー」のマークを押す
- 取引の種類で「入金」を選択する
- 期間を選択する項目で該当する期間を選ぶ(直接入力を選択すると詳細な日付を選択できます)
- 入金の種類の項目で「返金」を押し「絞り込む」をタップする
- 「返金処理完了」や「支払い受付の取消」、もしくは「期限切れ」と表示されているか確認する
以上の手順を踏むことができれば、返金処理が完了しています。
「支払い受付」もしくは「取引完了」の表示が出ている場合は、返金処理ができていません。
もし「支払い受付」「取引完了」と表示されていたら、再度利用した店舗に連絡を取り、返金処理を頼んでください。
PayPayで返金処理を行う際の注意点
- 返金のタイミングが違う
- 返金処理ができるのは1年以内に購入した場合のみ
PayPayで返金処理を行う時に注意すべき点は、上記の2点です。
それぞれの注意点を以下で解説します。
1.返金のタイミングが違う
PayPayの支払いをキャンセルした場合、基本的にはすぐに返金されます。
しかし、支払い方法や店舗側やシステム上の都合によって、返金の反映されるタイミングが異なる場合があります。
支払い方法 | 返金のタイミング |
---|---|
PayPay残高 | 返金処理完了時 |
PayPayカード | 返金処理されてから約1ケ月後に請求取消 |
PayPayクレジット | 次月の請求時 |
以上のように、返金のタイミングは支払い方法によって異なります。
PayPay残高(PayPayマネー、PayPayマネーライト、PayPayポイント)で支払った場合は、返金処理が完了した時点で残高が元に戻ります。
PayPayカードとは、JCBかVISA、またはMastercardの加盟店でも使えるクレジットカードのことです。
クレジットカードは引き落としが後日になるため、購入をキャンセルした場合、返金ではなく購入額の請求を取り消す対応になります。
PayPayクレジットは、PayPayアプリで利用するあと払いの支払い方法のことです。
あと払い、つまりキャンセル時には実際には支払っていないので、次月の請求時に他の購入金額と相殺するか、返金するかの対応が取られます。
加えて、以下の場合は返金のタイミングがさらにずれることがあります。
- オンラインショップでの購入
- 締め日を過ぎている
- PayPay加盟店の売上金額が返金額より少なかった
オンラインショップでの購入をキャンセルすると、返金処理が反映されるまでに時間がかかることがあります。
実際、Joshin webショップでの購入品をキャンセルした場合、注文が完了していれば返金に1~2日かかると掲示されていました。
また、PayPayカードやPayPayクレジットで支払った場合、カードの締め日によって返金タイミングが変わります。
カードの締め日以降でおこなったキャンセルは、次の締め日に返金処理が実行されます。
そのため、返金処理のタイミングによっては、2か月近くかかる場合があるのです。
他にも、返金が遅れる場合で考えられるのは、加盟店側の都合です。
加盟店にはPayPayによる売上金額を口座に振り込む「締めタイミング」が定められています。
締めタイミングで入金処理されたPayPay売上金額は、返金に回すことができません。
したがって、その後のPayPay売上金額の中から返金する必要があります。
つまり、その後のPayPay売上金額が返金額より少ない場合は、返金額を超えるPayPay売上金額が出るまで返金対応が遅れてしまうのです。
ちなみに、PayPayは、現金での返金を禁じています。
なぜなら、現金で返金するとポイント付与などの取消ができないからです。
したがって、現金による返金処理は、ポイントの不正受け取りとみなされかねません。
よって、現金で返金対応を受けたことがPayPayに知られると、加盟店も購入者もアカウントの制限や停止を受ける可能性があります。
返金対応が遅れても、現金で返金してもらわないようにしてください。
2.返金処理ができるのは1年以内に購入した場合のみ
PayPayのシステム上では、1年以内の決済であれば返金処理が可能です。
しかし、店舗によって、独自の返金期間を設けている場合があります。
例えば、「STORES ネットショップ」で開設した店の商品を購入してキャンセルする時は、注文した翌月の20日までが返金期限です。
ただし、「STORES ネットショップ」の返金期限を過ぎても、キャンセル対応は可能です。
ただ、「STORES ネットショップ」のシステム上で処理できないため、店側と購入者でどのように返金するか交渉する必要があります。
このように、店によっては1年以内であっても、システム上返金処理ができない場合があります。
オンラインショップでは、利用ガイドやよくある質問などに返品や返金についての説明があります。
返金が必要になった際は、まず利用ガイドなどを確認すると良いですね。
まとめ
この記事は、PayPayの返金処理について詳しく解説しました。
PayPay決済の場合でも、返金できます。
返金を頼む時は、購入店舗に連絡しましょう。
購入店舗の返金処理が完了すれば、PayPayアプリの取引履歴から確認できます。
PayPay残高であれば、原則、返金処理の完了と同時に返金されます。
PayPayカードやPayPayクレジットでまだ引き落としされていない場合は、請求取消で対応されます。
そのため、請求が確定するまでに時間がかかり、なかなか返金されないように感じるかもしれませんね。
また、オンラインショップでの購入の場合、PayPay残高での決済であっても処理が反映されるまでに時間がかかることがあります。
他にも、PayPay加盟店側の事情で返金が遅れることもあります。
返金されないように感じた時は、この記事を参考に対応してみてくださいね。
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