PayPayの資産運用がどんなサービスか検索したら、「PayPay 資産運用 やばい」の検索候補を見つけて、ぎょっとしたことはありませんか。
ただでさえ、投資にはリスクが付き物ですから、心配になりますよね。
とはいえ、「やばい」には良い意味も悪い意味もあります。
結論から述べますと、良い意味でPayPay資産運用は「やばい」です。
例えば、PayPay資産運用はPayPayポイントが使えるので、ポイントを使うことで現金が減るリスクを防げます。
また、初心者でも始めやすく、人気のあるサービスです。
ちなみに、PayPayには「ポイント運用(PayPayアプリ内)」「資産運用/NISA(PayPayアプリ内)」「PayPay証券アプリ」の3種類の資産運用サービスがあります。
この記事は、「PayPayアプリ内の資産運用」について基本情報、メリット、デメリットをお伝えします。
PayPay資産運用とは?
- PayPayアプリで有価証券取引をするサービス
- PayPayマネー・PayPayポイント・PayPay銀行が使える
- 100円から投資できる
- 売却した場合はPayPayマネーにチャージされる
PayPay資産運用で押さえておきたい情報は、上記の4点です。
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
PayPayアプリで有価証券取引をするサービス
PayPayアプリのホーム画面に「資産運用/NISA」のアイコンがあります。
そのアイコンをタップすると、サービスを利用することができます。
ただし、有価証券を取り扱うため、サービスを利用する際はPayPay証券の口座開設が必要です。
また、取り扱っている商品の種類は以下になります。
- 日本株
- 米国株
- 投資信託
- CFD
- iDeCo(イデコ)
CFDとは、取引を始めた時の価格と取引を終了した時の価格の差を見て、利益が出ていたら受け取り、損失が出ていたら支払う取引のことです。
iDeCoは、自分で掛け金を決めて運用し、年金もしくは一時金として60歳以降に受け取るサービスです。
また、PayPayの資産運用はNISAにも対応しています。
NISAの口座を開設して、条件を満たした運用をするなら、非課税で収益を得られますよ。
PayPayマネー・PayPayポイント・PayPay銀行が使える
PayPay資産運用は、PayPayマネーかPayPayポイントが利用できます。
ただし、PayPayポイントを利用する場合は、購入する頻度が「1回」のみになります。
また、投資信託であれば、PayPayクレジットも利用可能です。
他にも、PayPay銀行を入金連携させておくと、チャージや上限を気にすることなく決済できます。
一方で、PayPay資産運用ではPayPayマネーライトや現金を利用できません。
チャージで買付する時は、PayPayマネーのチャージになっていることを確認しましょう。
100円から投資できる
PayPay資産運用は、100円から1円単位で商品の購入や積み立てが可能です。
購入金額の「 円」の所に直接金額を入力すれば、細かく設定できますよ。
売却した場合はPayPayマネーにチャージされる
購入した商品を売却すると、PayPayマネーにチャージされます。
PayPayポイントで購入した場合でも、売却後はPayPayマネーになります。
もし、PayPayマネーのチャージ額が上限を超える場合は、銀行口座に出金されます。
または、PayPayマネーが残高100万円以上になる場合も、銀行口座への出金となります。
PayPay資産運用のメリット
- PayPayポイントを実質現金化できる
- 初心者が始めやすい
- 機能やサービスが利用しやすい
PayPay資産運用には様々なメリットがあります。
上記の3点は、様々なメリットをまとめたものです。
では、各点の詳しい内容を以下で解説します。
1.PayPayポイントを実質現金化できる
PayPay資産運用を利用すれば、PayPayポイントを現金化することが可能です。
なぜなら、PayPayポイントで買付しても、売却時はPayPayマネーで返ってくるからです。
PayPayマネーは出金できます。
したがって、PayPayポイントで買付し売却すれば、実質PayPayポイントを現金化できるのです。
2.初心者が始めやすい
PayPay資産運用は初心者が始めやすいポイントが3点あります。
- 100円から始められる
- PayPayポイントを使える
- スムーズに取引できる
日本証券業協会によると、最低投資金額について「購入する金融商品の種類にもよりますが、株式であれば数万円程度、債券であれば1万円程度、投資信託であれば数千円から購入できるものがあります」とあります。
つまり、一般的には万単位の資金を用意しないと、投資できません。
対して、PayPay資産運用は100円から投資できるので、投資に対するハードルが下がりますよね。
また、PayPayポイントを使えるので、現金を投資するよりは損失に対する不安もやわらぐのではないのでしょうか。
さらに、PayPay資産運用なら好きな銘柄やコースを選択し、目論見書を確認し、「購入する」ボタンを押すだけで買付ができます。
複雑な手順がないので、初心者でも挑戦しやすいです。
3.機能やサービスが利用しやすい
PayPay資産運用は以下の点から利用しやすいと言えます。
- 簡単に口座開設ができる
- PayPayアプリでスムーズに操作できる
- すぐに売却できる
口座開設について、マイナンバーカードを持っていれば、次の4ステップで開設が可能です。
- PayPayアプリで本人確認
- 氏名や性別などの情報を入力
- 投資経験などの質問に答える
- マイナンバーカードを撮影して送る
すでに本人確認が済んでいて、PayPay証券の営業時間内の申請であれば、数分で口座を開設できます。
また、資産運用のために新たなアプリをインストールする必要はありません。
今使っているPayPayアプリで、支払いも資産運用もできるのは便利ですよね。
基本的に、株の売却を決めて代金が支払われるまでには、数日かかります。
対して、PayPay資産運用は売却時にPayPayマネーがチャージされます。
ただし、投資信託の場合はチャージまでに数日かかるので、気を付けてください。
PayPay資産運用のデメリット
- 取引手数料がかかる
- 税金がかかる
PayPay資産運用には、上記のデメリットもあります。
それぞれのデメリットを確認して、運用を始めるかどうか考えましょう。
1.取引手数料がかかる
PayPay資産運用の取引手数料を、以下の表でまとめました。
取引のタイプ | 手数料 | |
---|---|---|
米国株/米国ETF | 日本時間23時30分 ~ 6時00分(夏時間:22時30分 ~ 5時00分) :基準価格x0.5% | |
上記以外の時間帯 | ||
日本株/日本ETF | 基準価格x0.5%:基準価格x0.7% | |
国内投資信託 | 販売手数料はなし 信託財産留保額は銘柄によってあり 運用先が決める信託報酬はあり |
買付をする時は、上記の手数料が加算されます。
ただし、国内投資信託の買付は、手数料無料です。
しかし、投資信託には、信託報酬がかかります。
また、売却時には上記の手数料が引かれた額を受け取ります。
国内投資信託を売る場合は、選んだ商品によっては手数料(信託財産留保額)が無料の場合もあります。
取引手数料がかかるのはデメリットに感じます。
しかし、PayPayのポイント運用をした場合でも、100ポイント以上の追加時に1.0%の手数料がかかります。
また、PayPay証券アプリで運用をした場合は、取引手数料だけでなく入出金にも手数料がかかります。
しかも、PayPay証券アプリの場合は、国内投資信託の販売手数料が無料ではありません。
したがって、取引手数料はどこで運用しても何かしらかかるものなのです。
2.税金がかかる
PayPay資産運用をした場合、以下の点で税金がかかります。
課税対象 | 特定口座(源泉徴収あり) | NISA | |
売買益 | 利益の20.315% | 非課税 | |
配当金 (投資信託の場合は分配金) | 米国株の場合 | 米国で利益の10%+日本で利益の20.315% | 非課税 |
日本株または投資信託の場合 | 利益の20.315% |
PayPay資産運用で開設できる口座は、「特定口座(源泉徴収あり)」か「NISA」です。
NISAの条件内で運用するなら、税金はかかりません。
税金を引かれたくない場合は、NISAで資産運用しましょう。
また、特定口座での取引であっても、PayPay証券が税金の処理をしてくれます。
したがって、個人で確定申告する必要はありません。
利益の2割も税金で取られるのは痛いですが、確定申告不要なのはありがたいですね。
まとめ
この記事は、PayPay資産運用が良い意味でやばい理由について、基本情報やメリット、デメリットを紹介しました。
PayPayアプリの資産運用は有価証券取引ができます。
投資最低額が100円で、初心者も挑戦しやすいサービスです。
また、PayPayポイントの利用が可能で、資産運用を通して実質PayPayポイントを現金化できます。
取引手数料や税金がかかるのは、デメリットに思えるかもしれません。
しかし、PayPay資産運用に限らず、資産運用は取引手数料や税金がかかることが多いです。
PayPay資産運用はNISAも対応しているので、税金を引かれたくない場合はNISAで運用すると良いですね。
したがって、特にデメリットらしいデメリットもなく、利用しやすいPayPay資産運用は良い意味で「やばい」のです。
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