PayPayはスマホ決済サービスで、支払の際にバーコードを見せるだけで買い物することができます。
実店舗だけでなく、ネットショップでも利用でき、PayPay加盟店も多いため便利な決済サービスです。
PayPayの利用可能額とは、支払いやチャージを行う際に、あといくら分利用できるかの金額です。
この利用可能額を超えての支払はできないため注意が必要です。
また、支払時なのか、チャージ時なのか、送金時なのかの3つのシチュエーションによってPayPayの利用可能額は異なります。
支払時であれば支払い方法、チャージ時であればチャージ方法によっても利用可能額が異なるため事前に確認しておきましょう。
利用可能額の設定や確認は、PayPayアプリよりいつでも簡単に行うことができます。
今回はPayPayの利用可能額について、設定方法から注意点まで紹介します。
PayPayの利用可能額はいくら?
- 支払時の利用可能額
- チャージ時の利用可能額
- 送金時の利用可能額
PayPayでは利用可能額が設定されていて、上記の3つのパターンでそれぞれ利用可能額が異なります。
ここでは、それぞれのパターンの利用可能額を詳しく紹介します。
1.支払時の利用可能額
支払い方法 | 過去24時間 | 過去30日間 |
---|---|---|
PayPay残高 | 50万円 | 200万円 |
本人認証未設定のクレジットカード | 5千円 | 5千円 |
本人認証済みのクレジットカード | 2万円 | 5万円 |
本人認証済みのクレジットカード+青いバッジ | 25万円 | 25万円 |
PayPayで支払いを行う際の利用可能額は、決済手段によって異なります。
青いバッジとは、PayPayアプリの表示名の横に表示されるマークで、登録内容や利用状況によってついたり消えたりします。
この青いバッジマークがつくと利用可能額がアップします。
2.チャージ時の利用可能額
PayPay残高にチャージする際も利用可能額が設定されています。
チャージ時の利用可能額はチャージ方法によって異なります。
PayPay残高にチャージする方法は以下の6つです。
- 本人認証済みのPayPayカード
- 本人認証済みのPayPayカード+青いバッジ
- 銀行口座
- ヤフオク!の売上金
- セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い
チャージ方法 | 過去24時間 | 過去30日間 |
---|---|---|
本人認証済みのPayPayカード | 2万円 | 5万円 |
本人認証済みのPayPayカード+青いバッジ | 25万円 | 25万円 |
銀行口座 | 50万円 | 200万円 |
ヤフオク!の売上金 | 50万円 | 200万円 |
上記の表にある4つのチャージ方法は時間での区切りが設定されていますが、銀行ATMとまとめて支払いの場合は年齢やチャージ回数での限度額が設定されています。
セブン銀行ATM・ローソン銀行ATMでチャージする場合の利用可能額は1000万円までで、1回あたりのチャージ利用可能額は50万円です。
また、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いの場合は年齢によって利用可能額が異なります。
12歳未満の場合月2000円、20歳未満の場合月2万円、20歳以上の場合月10万円です。
3.送金時の利用可能額
過去24時間 | 過去30日間 |
---|---|
10万円 | 50万円 |
PayPayを利用して他のユーザーに送金できる機能があります。
この場合、送金できるPayPay残高はPayPayマネーとPayPayマネーライトのみとなります。
また、利用可能額を超えての送金はできないため注意しておきましょう。
PayPayの利用可能額の設定方法
- PayPayの利用可能額を設定する方法
- PayPayの利用可能額を無効にする方法
ここではPayPayの利用可能額を設定する方法を紹介します。
また、利用可能額を無効にする方法も紹介します。
どちらもアプリから簡単に設定できるため、気軽に確認してみましょう。
1.PayPayの利用可能額を設定する方法
PayPayアプリ上の「アカウント」をタップして「セキュリティとプライバシー」を選択します。
その後、利用可能額の設定画面から「支払」「友達に送る」「チャージ」の中で設定したいものを選択します。
端末の生体認証等を済ませて、利用可能額に達した場合の設定を「自動で取引を続ける」か「取引を一時保留にする」から選択すると設定完了です。
自動で取引を続けるを選択した場合は、利用可能額に達してもそのまま取引が完了され、取引終了後利用が可能額に達した旨がメールで届きます。
取引を一時保留にするを選択した場合は、利用可能額に達すると利用額を変更して取引を続けるか取引をキャンセルするかのいずれかを選ぶことができます。
2.PayPayの利用可能額を無効にする方法
PayPayの利用可能額を無効にするためには、まずPayPayアプリの「アカウント」をタップして「セキュリティとプライバシー」を選択します。
その後、利用可能額の設定場面から「支払」「友達に送る」「チャージ」の中で設定したいものを選択します。
端末の生体認証等を済ませると設定完了です。
PayPayの利用可能額について注意点
- 利用可能額のリセット時間に注意
- 「支払い」の利用可能額は全ての合算金額
- PayPay利用可能額の設定には、都度都度生体認証等が必要
PayPayの利用可能額について注意すべき点を3点紹介します。
利用の際は必ず事前に確認しておくようにしましょう。
1.利用可能額のリセット時間に注意
PayPayの利用可能額は、過去24時間と過去30日間でそれぞれ設定されています。
1日の利用可能額は0:00から23:59までの合計で、毎日0時にリセットされます。
1か月の利用可能額は毎月1日から末日までの合計で、翌月1日にリセットされます。
2.「支払い」の利用可能額は全ての合算金額
PayPayでは、PayPay残高やクレジットカードなどの支払い方法があります。
「支払い」の利用可能額は、この全ての支払い方法の合算金額となるため、注意しておきましょう。
また、「チャージ」の利用可能額にはセブン銀行ATMとローソン銀行ATMのチャージ分は含まれない点も注意が必要です。
3.PayPay利用可能額の設定には、都度都度生体認証等が必要
PayPayの利用可能額を設定、無効にする場合は都度都度端末の生体認証等が必要となります。
生体認証の設定方法は、iOSの場合、設定画面の「FaceIDとパスワード」をオンにして端末の生体認証機能を行います。
Androidの場合は、設定画面から「ロック解除方法」をタップして「生体認証」の「顔」をONにして設定します。
PayPayアプリに生体認証機能のアクセスを許可している場合は、自動で認証画面に切り替わります。
PayPayの利用可能額を上げる方法
PayPayの上限金額を上げるための方法は主に2つあります。
まず、PayPayの決済手段にクレジットカードを登録している場合は、本人認証サービスを利用すると上限金額を上げることができます。
本人認証をすることによって、過去24時間では5千円から2万円、過去30日間では5千円から5万円と利用可能額が上がります。
本人認証を行う方法は、PayPayアプリのホーム画面より「支払い管理」をタップして本人認証を行うクレジットカードを選択します。
その後、「利用上限額を増額する」を選択して「本人認証を設定する」をタップすると、入力画面に移動します。必要事項を入力したら認証完了です。
また、PayPayカード会員向けのPayPay後払いを利用していて、本人確認がまだ済んでいない場合は本人確認を行うと過去24時間で最大50万円まで利用可能額をアップさせることができます。
他にも、青いバッジをつけることで利用可能額を上げることができます。
しかし、青いバッジについては登録内容や利用状況によってついたり消えたりしてしまいます。
また、青いバッジがつく条件も示されていないため少し難しい方法となります。
ただ、青いバッジがつくと過去24時間で2万円から5万円、過去30日間で5万円から25万円に利用可能額がアップします。
まとめ
PayPayでは、過去24時間で利用できる金額と過去30日間で利用できる金額が定められています。
利用可能額は、支払い時なのかチャージ時なのか送金時なのかの3つのシチュエーションによって異なります。
また、決済手段やチャージ手段によっても異なるため事前に確認しておく必要があります。
利用可能額は、PayPayアプリからいつでも確認することができます。
PayPayの利用可能額についての注意点には以下の3つがあります。
- 利用可能額のリセット時間に注意
- 「支払い」の利用可能額は全ての合算金額
- PayPayの利用可能額の設定には都度都度生体認証等が必要
利用可能額がリセットされる時間は、24時間の場合0:00、30日間の場合は月末となります。
また、「支払い」の利用可能額については、それぞれの支払い方法別で利用できる金額ではなく、全ての支払い方法の合算金額になるため注意しましょう。
PayPayの利用可能額は、PayPayアプリの「アカウント」項目から設定や無効にすることができます。
しかし、設定の度に生体認証等を行う必要があるため事前に準備しておくようにしましょう。
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