PayPayはスマホ決済サービスの中でもシェア率が高く、登録ユーザー数が6,100万を超えています。
しかし、2023年5月にサービスの変更が発表されたことによって、ネットでは「改悪」や「やめたほうがいい」という意見も少なくありません。
そこで今回は、PayPayのデメリットや改悪ポイントについて詳しく解説します。
対処方法も合わせて紹介するので、PayPayを賢く使いこなしたい人は参考にしてください。
PayPayのデメリット
PayPayには3つのデメリットがあります。
- 還元率が高くない
- 本人確認をしないと利用上限額が低い
- 現金やクレジットカードと併用して支払いができない
それぞれ詳しく解説していきます。
還元率が高くない
PayPayの基本還元率は0.5%と特別に高い訳ではありません。
その他の主なQRコード決済と比較してみましょう。
キャッシュレスサービス | 基本還元率 |
---|---|
PayPay | 0.5% |
楽天Pay | 1.0% |
d払い | 0.5% |
au PAY | 0.5% |
PayPayは2019年9月までは還元率が3%だったため、還元率が良いイメージがあるかもしれません。
しかし、PayPayの還元率はその後変更を重ね、現在は0.5%まで下がっています。
本人確認をしないと利用上限額が低い
本人確認を行う場合と行わない場合の上限は以下の通りです。
支払い上限 | クレジット(旧あと払い)限度額 | |
---|---|---|
本人確認未設定 | 24時間:5,000円 30日間:5,000円 | 24時間:10万円 30日間:10万円 |
本人確認済み | 24時間:2万円 30日間:5万円 | 24時間:50万円 30日間:200万円 |
本人確認未設定のクレジットカードを利用している場合、上限は5,000円です。
クレジット(旧あと払い)も、本人確認未設定であれば10万円までしか使えません。
本人確認をすれば利用上限額を上げられますが、PayPayに個人情報を提供したくない人にとってはデメリットと言えるでしょう。
現金やクレジットカードと併用して支払いができない
PayPayは残高支払いするときに、現金やクレジットカードを併用して支払いができません。
残高が足りない場合は、新たに現金やクレジット(旧あと払い)でチャージしてください。
PayPayデメリットの対処方法
PayPayのデメリットを3つ紹介しましたが、ここでは具体的な対処方法を解説します。
デメリットに対しての対処方法は下記の通りです。
デメリット | 対処方法 |
---|---|
還元率が高くない | PayPayカードを使う |
本人確認をしないと利用上限額が低い | 本人確認を行う |
現金やクレジットカードと併用して支払いができない | クレジット(旧あと払い)を利用する |
具体的な方法や注意点を解説しますので、チェックしてみてください。
PayPayカードを使う
PayPayカードを使うだけで基本還元率は1.0%になり、手軽に還元率をあげられます。
ポイントをお得に貯める主な方法は以下の通りです。
- PayPayカードを使う
- クレジット(旧あと払い)を利用する
- PayPayステップの条件を達成する
- PayPayクーポンを利用する
クレジット(旧あと払い)を利用し、PayPayステップの条件を達成すると最大1.5%ポイントが貯められます。
本人確認を行う
本人確認を行うと利用上限額があげられるだけではなく、以下の3つのメリットもあります。
- 不正利用被害の補償が受けられる
- 銀行口座からチャージ・出金ができる
- 使えるサービスやお店が増える
本人確認は、マイナンバーカードや運転免許証、運転経歴証明書のいずれか1点を準備し行います。
クレジット(旧あと払い)を利用する
現金やクレジットと併用して支払えないことがデメリットと感じる人は、クレジット(旧あと払い)を利用してみてください。
クレジット(旧あと払い)は翌月にまとめて支払えるため、残高不足の心配をしなくて良くなります。
さらに、クレジット(旧あと払い)とPayPayポイントは併用して支払うことが可能です。
PayPayの改悪とは?やめたほうがいいと言われる理由と対処法
2023年5月1日にPayPayは3つのサービス内容の変更を発表しました。
- PayPayカード以外のクレジットカードが登録できなくなる
- ソフトバンクまとめて支払いのチャージに手数料がかかる
- PayPayポイント付与が利用金額200円ごとになる
改悪といわれる変更内容や対処法を、具体的に紹介していきます。
PayPayカード以外のクレジットカードが登録できなくなる
2025年1月よりPayPayカード、もしくはPayPayカードゴードの以外のクレジットカードが使用できません。
PayPayカードは年会費無料で即日発行でき、還元率もアップするお得なカードです。
これを機に、PayPayカードを作ってみるのも良いでしょう。
ソフトバンクまとめて支払いのチャージに手数料がかかる
2023年9月よりソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いによるPayPay残高へのチャージに手数料がかかります。
サービスの変更点は以下の通りです。
変更前 | 手数料無料 |
変更後 | 初回は無料、毎月2回目以降のチャージに2.5%の手数料 |
ソフトバンクまとめて支払いとは、PayPayの支払方法の1つで携帯代金とPayPayチャージ分をまとめて支払えるサービスです。
変更後は2回目以降の場合、10,000円をチャージすれば250円の手数料がかかってきます。
そのため、PayPayの残高チャージを毎月初回の1回にまとめましょう。
PayPayポイント付与が利用金額200円ごとになる
PayPayステップおよびPayPayカード特典が利用金額200円ごとに変更されました。
変更内容は以下の通りです。
変更前(2023年6月30日まで) | 変更後(2023年7月1日から) | |
---|---|---|
PayPayカード | 利用金額の1% | 利用金額200円につき1% |
PayPayカードゴールド | 利用金額の1.5% | 利用金額200円につき1.5% |
少しでもお得に使うために、クーポンやキャンペーンを活用すると良いでしょう。
PayPayのデメリットを知り後悔なく使おう
PayPayのデメリットや改悪と言われている変更内容は、全ての人にとってやめておいた方がいい理由にはなりません。
それぞれ対象方法もあるため、よく理解してから自分にあった方法でPayPayを使ってみてください。
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