PayPayの送るボタンは、個人間で送金したい時に使う機能です。
銀行振込より利便性が高く、自分の状況に合わせて利用方法を選べます。
一方で、送金が完了するとキャンセルできないなどの注意点もあります。
この記事を通して、PayPay送るボタンのできることや利用方法、注意点を確認しましょう。
PayPayの送るボタンではどんなことができるのか?
- PayPay残高を個人間で送金できる
- 手数料無料でいつでもどこでも送れる
- 1円単位で送れる
- 3つの送り方がある
- グループ支払い機能で割り勘が簡単にできる
PayPayの送るボタンで押さえておきたい基本情報は以上の5点です。
1つ1つ、以下で詳しく解説します。
1.PayPay残高を個人間で送金できる
PayPayアプリで送れるのは、PayPay残高になります。
したがって、PayPayクレジットのあと払いやPayPayカードからは送れません。
しかし、クレジットやカードからPayPay残高にチャージすれば、送金できます。
PayPay残高とは、PayPayマネー、PayPayマネーライト、PayPayポイントの総称です。
ただ、PayPayポイントもPayPay残高ですが、PayPayポイントは送れないので注意しましょう。
2.手数料無料でいつでもどこでも送れる
PayPayの「送る」は、銀行振込と違って手数料がかかりません。
「〇円以上なら無料」といった縛りもないので、本当に嬉しいですね。
さらに24時間365日、いつでも送ることが可能です。
振込と違い、営業時間を気にしなくて良いので助かりますね。
加えて、スケジュールを設定すれば、定期的な送金も可能です。
また、PayPayアプリで送金するので、どこにいても利用できますよ。
3.1円単位で送れる
送る金額は、1円単位で設定できます。
現金だと細かいお金を用意するのは面倒ですが、PayPayアプリを使った送金なら小銭を準備する必要がありません。
4.3つの送り方がある
PayPayの「送る」は、以下の3種類の方法が利用可能です。
- QRコードを使った方法
- 電話番号を使った方法
- SNSのリンクを通して送る方法
PayPayの「送る」は相手との繋がり方に合わせて、送金方法を選べます。
例えば、電話番号は知らなくてもLINEで友達登録している場合は、SNSを通して送金することができますよ。
それぞれの送金方法については、続く利用方法で詳しく解説します。
5.グループ支払い機能で割り勘が簡単にできる
PayPayの「送る」ボタンにはグループ支払い機能もあります。
グループ支払い機能とは、幹事がまとめてした支払いを割り勘で精算する時などに利用できる機能です。
トータル金額を入力するだけで、人数に応じて金額が表示されます。
支払い額が各自で違う場合、変更が可能です。
誰が支払ったかを履歴で確認できるのも便利ですよ。
PayPayの送るボタンの利用方法
- QRコードで送る場合
- 電話番号やPayPayIDで送る場合
- SNSを使って送る場合
- グループ支払い機能を使う場合
PayPayの送るボタンは4種類の利用方法があります。
それぞれの詳しいやり方を、以下で見ていきましょう。
1.QRコードで送る場合
送る相手がそばにいる時は、QRコードを使った方法が便利です。
QRコードで送る手順は、以下の通りです。
- PayPayアプリのホーム画面にある「送る」を押す
- 左下の「送る」を押す
- 「スキャンして送る」を選ぶ
- 相手のQRコードを読み取る
- 金額を入力する
- 送る相手、金額に間違いがなければ、「〇円を送る」を押す
以上で送金できます。
実は、送るボタンを使わずにQRコードで送る方法もあります。
ホーム画面の「送る」ではなく、「送る」の左にある「スキャン」を押しましょう。
すると、画面がQRコードを読み取るモードに変わります。
その後は、上記の手順の4から進めていきましょう。
QRコードを使う場合は、送るボタンから送金するより、スキャンボタンから送金するほうがスムーズですよ。
2.電話番号やPayPayIDで送る場合
送る相手と離れた所にいて、相手の電話番号やPayPayIDを知っているなら、以下の方法がおすすめです。
- PayPayアプリのホームから「送る」を押す
- 上にある「PayPayID・電話番号・表示名」に情報を入力して検索する
- 出てきた表示名(表示名を相手が設定していない時は電話番号)を確認し、選択する
- 金額を入力し「次へ」を押す
- 内容に間違いがなければ「〇円を送る」を押す
後は相手が「受け取る」を押せば、送金完了です。
ちなみに、PayPayIDとは自分で設定するPayPay用のIDのことです。
PayPayIDには文字数などの指定があり、一度設定すると変更や削除ができません。
また、表示名は「送る・受け取る」時に相手に表示される名前のことです。
PayPayIDと違い、表示名は変更可能です。
電話番号やPayPayIDで送る場合、相手の電話番号・PayPayIDの検索設定が無効だと、検索しても表示されません。
もし検索をかけても表示されない場合は、相手に設定を有効にするよう頼むか、SNSを使って送る方法を利用しましょう。
3.SNSを使って送る場合
SNSで繋がっている相手や個人情報をあまり伝えたくない相手には、SNSを使って送る方法があります。
SNSで送ると、相手に伝わる個人情報は表示名だけです。
送る時に、自分だと相手に伝わるような名前にしておくと良いですね。
SNSで送る場合は、以下の手順になります。
- ホーム画面の「送る」→左下の「送る」を押して「SNSで送る」を選択する
- 金額を設定したら「次へ」を押す
- 金額に間違いがないか確認し、「〇円のリンクを作成する」を押す
- 使いたいSNSのアプリと送り先を決定し、送る
相手がリンクを開き、「受け取る」をタップすると送金が完了します。
「ポチ袋を送る」もSNSを使った送金方法です。
ポチ袋で送ると、受け取るまで相手は金額がわかりません。
お祝儀やお年玉を送る時に使うと楽しいですね。
4.グループ支払い機能を使う場合
PayPayで割り勘をする時は、まず支払いグループを作ります。
作成方法は以下になります。
- アプリのホーム画面にある「送る」を押す
- 次に出てきた画面の右下にある水色のボタンを押す
- 履歴から選択するか、相手のQRコードをスキャン、もしくは検索をかけてメンバーを追加する
- メンバーを確認し、合っていれば「グループを作る」を押す
以上で支払いグループの作成は完了です。
「グループを作る」ボタンには右に( )で数字が表示されます。
( )内の数字は幹事(自分)も含めた数字です。
支払いグループを作ったら、次の手順で請求しましょう。
- 画面左下の「グループ支払い」を押す
- トータルの精算額を入力し「次へ」を押す
- メンバーごとに請求額が違う場合は、金額を変更する
- 金額とメンバーに問題がなければ「グループ支払いを作る」を押す
メンバーに通知が行けば、完了です。
通知が届いたメンバーは、その通知をタップすると簡単に支払いができます。
PayPayで送るボタンを利用する際の注意点
- 送金が完了すると取消できない
- PayPay残高の種類を間違えない
送るボタンを利用する時に、絶対気を付けたい点は上記の2点です。
どのように気を付ければ良いのか、以下で確認しましょう。
1.送金が完了すると取消できない
相手が受け取りを完了すると、その取引はキャンセルできません。
たとえ詐欺行為に引っかかって送ったとしても、ユーザーの意思で送金したとみなされます。
つまり、間違って送金した場合、送金はキャンセルできず、PayPayも補償してくれないのです。
したがって、送るボタンを利用する時は以下の点に注意しましょう。
- 送り先は合っているか(信用できる送り先か)
- 金額に間違いはないか
この2点を必ず確認してから、送金してください。
2.PayPay残高の種類を間違えない
送るボタンで送金できるPayPay残高は2種類あります。
それは、PayPayマネーとPayPayマネーライトです。
PayPayマネーとPayPayマネーライトには以下の違いがあります。
- 出金できるのはPayPayマネーだけ
- 決済方法がPayPayマネーのみの支払いがある
PayPay加盟店は多いですが、全ての店でPayPayを使えるとは限りません。
出金できるPayPayマネーなら、現金化できるので利用の幅が広がります。
また、PayPayマネーしか受け付けない支払いもあります。
例えば、税金の請求書払いはPayPayマネーライトが使えません。
したがって、PayPayマネーの送金を望む人が多いのです。
PayPayマネーは以下の条件を満たすことで「送る・受け取る」ができます。
- 送る側・受け取る側の双方が本人確認済み
- 「銀行口座」「セブンイレブンかローソンのATM」「PayPayフリマかヤフオク!で出た売上金」のどれかでチャージしたPayPay残高
受け取る側が本人確認を設定していないと、PayPayマネーを送ってもPayPayマネーライトになります。
送る前に本人確認済みか聞いておくと、親切ですね。
まとめ
この記事では、PayPay送るボタンについて詳しく説明しました。
PayPay送るボタンを使うと、手数料無料でPayPay残高をいつでもどこでも送れます。
QRコード・電話番号・SNSを使って送れるので、自分の使いやすい方法を選べますよ。
ただ、送金が完了すると取消できないので、注意が必要です。
また、PayPayマネーとPayPayマネーライトでは使い勝手が変わるので、送る前にPayPay残高の種類を確認しましょう。
この記事を参考に、スムーズにトラブルなくPayPay送るボタンを利用してみてくださいね。
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